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2025/03/19
建設解体工事
優良な解体業者の選び方とは?失敗しないポイントと基礎知識を紹介!

多くの人が、「解体業者を選ぶのって難しい...」「どの業者が信頼できるのかわからない」と悩んでいる方も多いでしょう。実は、解体業者を選ぶ際には、許可や資格の確認、明確な見積もり内容、実績のチェックが重要なポイントです。 本記事では、解体業者の選び方や費用相場、信頼できる業者を見つけるための具体的な方法や注意点を詳しく解説します。
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解体業者を選ぶときに知っておきたい基礎知識

一口に解体業者といっても、専門としている業態や保有資格によって対応の範囲が異なることは珍しくありません。それぞれの特徴を把握して、自分のニーズに合った業者を選ぶことが大切です。
解体業者の種類と特徴
以下に、解体業者の種類と特徴をわかりやすく表形式でまとめました。
業態 | 業務内容 | 特徴 |
---|---|---|
解体工事専門業者 | 建物を解体し、廃材を運搬 | 重機を用いて解体を専門とし、小規模から大規模まで対応 |
収集運搬業者 | 廃材の運搬のみ行う | 重機は持たず、解体工事は行わない。不用品回収業者が含まれる場合も |
収集運搬・中間処理業者 | 廃材の収集運搬と中間処理を行う | 自社で中間処理場を持ち、廃材の処理を専門とする |
一貫対応業者 | 解体から廃材の収集運搬、中間処理まで一貫して対応 | 重機を自社で所有し、合理的な運用が可能でコストパフォーマンスが高い |
営業専門業者 | 営業のみ行い、解体工事は下請け業者に委託 | 実際の施工は行わず、施工管理の名目で丸投げが発生するケースがある |
対応していない業務部分については、協力会社への委託という形で対応されることがほとんどです。解体したい建物(住宅なのか、ビルなのか、蔵なのか)や、解体の程度(一部なのか全部なのか、内装のみなのか)によって選ぶべき業者を絞っていきましょう。
解体工事に必要な許可や法律
また、解体工事を行うに当たっては、国や自治体の許可や、関連法規を遵守する必要があります。適切な許可や法律を守る業者に依頼することで、トラブルを防ぎ、安全で効率的な解体工事を進められるので、業者選びの際は、必ず以下に代表される項目を確認することをおすすめします。
法律・許可名 | 概要 | 業者の義務 | 確認ポイント |
---|---|---|---|
解体工事業登録制度 | 解体工事業者が都道府県知事に登録する制度 | 適切な知識・技術を持った業者が登録 | 解体工事業登録番号や許可証を確認 |
建設リサイクル法 | 廃材を分別解体・再資源化することを義務付ける法律 | 事前届出を行い、廃材を分別・リサイクルする | 木造建築物80㎡以上や工事費用500万円以上が対象。業者の届出状況を確認 |
産業廃棄物収集運搬・処分許可 | 解体工事で発生する廃材(産業廃棄物)を適切に運搬・処分するための許可 | 自治体ごとの収集運搬許可または処分許可を取得 | 許可番号や適切な廃棄物処理手続きの有無を確認 |
道路使用許可 | 道路を一時的に使用する際に必要な許可 | 重機の設置や交通規制が必要な場合、管轄の警察署に申請 | 道路使用許可の取得状況や作業範囲の確認 |
石綿(アスベスト)障害予防規則 | アスベストを含む建材を安全に解体・処理するための規則 | 事前調査でアスベストの有無を確認し、専門業者による除去作業を実施 | アスベスト調査結果や除去作業の対応実績を確認 |
騒音・振動規制法 | 騒音や振動による周辺住民への影響を防止する法律 | 作業時間を規制時間内に限定し、住民へ事前説明を行う | 近隣住民への説明状況や騒音・振動対策の有無を確認 |
廃棄物処理法 | 解体工事で発生する廃材の不法投棄を防止し、適切に処理するための法律 | 廃材を正規の処理業者に依頼し、不法投棄を防止 | 廃材処理の依頼先や処理方法の適正さを確認 |
消防法 | 解体工事中の火災防止を目的とした法律 | 火花や火災が発生する作業を行う場合、防火管理を徹底 | 防火対策や火災リスクに対する業者の対応を確認 |
解体業者を選ぶ重要なポイント

解体業者を選ぶ際には、安全でスムーズな工事を実現するためにいくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。ここでは、信頼できる業者を見極めるための基準を紹介します。
許可や資格を持っているかを確認する
解体工事業者は、適切な許可や資格を持っていることが前提です。「解体工事業登録」や「産業廃棄物収集運搬許可」などが代表的な許可です。これらの資格を持っていない業者に依頼すると、不法投棄や法律違反につながる可能性があります。必ず許可証や登録番号、関連法規への対応を確認しましょう。
保険加入の有無を確認する
解体工事にはさまざまなリスクが伴います。例えば、重機による工事中に近隣の建物や施設に損害を与えてしまったり、工事現場で事故が発生して作業員が怪我を負ったりすることがあります。万が一の事態に備えるため、解体業者が保険に加入しているかどうかを確認しておきましょう。一般的に解体業者が加入すべき保険には「損害保険」と「賠償責任保険」があります。
損害保険は、工事中に起きた予期せぬ損害に対応するための保険です。例えば、解体作業中に落下物が隣家の屋根を壊してしまった場合、損害保険によって修理費用をカバーすることができます。一方、賠償責任保険は、第三者(近隣住民など)に損害を与えた場合に適用される保険で、物的損害だけでなく人的損害も対象になります。
保険加入の有無は、見積もり時に業者へ確認するのが良いでしょう。具体的には、「加入している保険の種類」「補償の内容」「補償額」などを質問することが重要です。工事中の安心感を得るためにも、保険加入が確実な業者を選ぶようにしましょう。
口コミ・実績の内容と対応地域をチェックする
解体業者を選ぶ際に役立つ情報源として、過去の口コミや実績があります。業者の信頼性や作業の品質を確認する上で非常に有益です。特に、インターネットの口コミサイトや業者の公式ウェブサイトで公開されている施工事例は重要な判断材料となります。口コミを確認する際には、作業の丁寧さ、スタッフの対応、工事のスピードや価格に関する評価をチェックすると良いでしょう。
また、業者が対応している地域も重要なポイントです。自宅や工事現場が業者の対応エリア内であるかどうかを確認することで、迅速かつスムーズな対応を期待できます。対応エリア外の業者に依頼すると、交通費や出張費が追加される場合もあるため注意が必要です。
ただし、口コミや評価だけに頼るのは避けましょう。一部の口コミサイトでは、業者自身が投稿した偽の口コミや評価が混じっていることもあります。そのため、複数の情報源を参考にし、業者の信頼性を総合的に判断することが重要です。直接問い合わせて、過去の施工事例について具体的な説明を求めることもおすすめです。
複数の解体業者から見積もりを取る
解体業者を選ぶ際には、必ず複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。これは、業者ごとに提示する金額やサービス内容が異なるため、比較検討を行うことで適正価格で信頼できる業者を選ぶためです。
見積もりを依頼する際には、解体する建物の種類や面積、立地条件、廃材の処理方法など、工事の詳細情報を正確に伝えることが重要です。情報が不足していると、見積もり内容に誤差が生じる可能性があります。
また、業者がどのように価格を算出しているのかも確認するとよいでしょう。一見安価に見える業者でも、廃材処理費用や追加作業費が後から請求されるケースがあります。そのため、見積もり金額の根拠について説明を求め、疑問点があれば納得できるまで確認することが重要です。
見積もり内容が明確な業者を選ぶ
見積もり書の内容が明確かどうかは、信頼できる業者を見極める上で大切なポイントです。優良な業者は、見積もり書の各項目について具体的な料金や説明を記載しており、顧客が理解しやすいよう配慮しています。一方で、見積もり内容が不明瞭な業者の場合、後から追加費用が発生するリスクが高いため注意が必要です。
業者が見積もり書の内容について丁寧に説明してくれるかどうかも重要な判断基準です。明確な見積もりを提示してくれる業者は、顧客との信頼関係を大切にしている証拠と言えます。
実際に解体業者に会って説明を聞く
業者を選ぶ際には、担当者と直接会って説明を聞くことが、信頼できる業者を見極めるための大切なプロセスです。電話やメールのやり取りだけでは、業者の誠実さや対応の質を十分に判断することが難しい場合があります。直接会うことで、業者の姿勢や工事に対する専門性、丁寧さを確認することができます。
面談の際に注目すべきポイントは以下の通りです。
・工事の説明が分かりやすい
専門用語を多用せず、初心者にも理解できるよう丁寧に説明してくれているかを確認しましょう
・リスクや注意について正直に伝えてくれる
解体工事には、騒音や振動、粉塵などのリスクが伴います。これらのリスクや、工事中に発生し得る問題について正直に説明してくれる業者を選びましょう
・質問に対する対応が迅速かつ的確である
顧客からの質問に対して、適切かつ迅速に回答してくれるかで、業者の顧客に対する姿勢を見極めましょう
また、担当者の態度も判断材料です。親身になって相談に乗ってくれる担当者であれば、工事中の不安や疑問が生じた際にも安心して相談することができます。直接会って業者を見極めることで、後悔のない業者選びが可能になるでしょう。
解体業者との見積もり・契約書を確認するポイント

解体業者にコンタクトが取れた後は、実際に見積もりや契約書面を取り交わすこととなります。書面をしっかりと理解することで、適正な価格、適切な対応が取られているかを確認することができます。ここからは解体業者から提示される各種書面について、注意するべきポイントをご紹介していきます。
一般的な解体費用の相場を知る
実際に見積もりや契約書を取り交わす前に、一般的な解体費用の相場を知ることは重要です。適正価格を把握しておくことで、不当な料金を請求されるリスクを避けることができます。
解体費用の相場は、建物の種類や面積、立地条件、廃材の処理方法によって異なるため、相場自体も幅があります。例えば、木造住宅の場合、1坪あたり約2万〜4万円が一般的な相場と言われています。一方で、鉄骨造やRC造(鉄筋コンクリート造)の建物は、構造が頑丈である分、解体に手間がかかるため、1坪あたり5万〜8万円程度と、木造に比べて費用が高くなる傾向があります。
業者から提示された費用の内訳が曖昧な場合や、極端に安い見積もりが提示された場合は注意が必要です。こうしたケースでは、追加費用が発生したり、適切な工事が行われないリスクがあるため、業者に詳細な説明を求めましょう。
見積もりで確認すべき注意点
見積もり書を受け取った際には、各項目が具体的かつ詳細に記載されているかを確認する必要があります。適切な見積もり書には、工事の内容やスケジュール、費用の内訳などが明確に示されています。以下に、確認すべき具体的なポイントを挙げます。
・費用の内訳が明確かどうか
「廃材処理一式」や「工事費一式」など、曖昧な表記が多い見積もり書には注意が必要です。廃材処理費用であれば廃材の種類ごとに費用が記載されているか、工事費であれば作業内容ごとに金額が分けられているかを確認しましょう。
・追加費用の条件が記載されているか
見積もりには含まれていない追加費用が発生する可能性があります。例えば、「地中埋設物が発見された場合」や「周辺住民への対応費」など、追加費用の発生条件について確認しましょう。
・解体作業の範囲とスケジュールが明記されているか
作業範囲が曖昧だと、予定していない部分の解体や不完全な工事が発生する可能性があります。工事のスケジュールについても具体的な日程が示されているか確認してください。
・廃材の処理方法が適切か
廃材の処理は法律に基づいて適切に行われる必要があります。不適切な処理を行う業者を選ぶと、後に責任を問われる可能性があるため、産業廃棄物の処理に関する記載があるかを確認することが重要です。
契約書で確認すべき注意点
見積書に納得がいったとしても、実際に工事を行う際に取り交わす契約書の内容も細かく確認することが重要です。契約書は、業者と依頼者の間で取り交わされる正式な約束事を文書化したものであり、後のトラブルを防ぐための基盤となるからです。不明点があれば、事前に確認し、納得した上で契約することが必要です。
・工事の範囲と内容が明確に記載されているか
解体工事においては、作業の範囲が曖昧だと、不必要な部分が解体されたり、予定していた部分が解体されなかったりするリスクがあります。具体的には、建物のどの部分を解体するのか、どの程度まで撤去するのかが詳細に記載されているかを確認してください。また、付帯作業(庭の整地、基礎部分の撤去など)が含まれているかも重要です。
・工期やスケジュールが明記されているか
工事の開始日や終了日、作業の進行スケジュールが契約書に記載されていることを確認しましょう。工期が遅れることで発生する追加費用や、依頼者の予定に影響が出る可能性もあるため、明確なスケジュールが必要です。
・費用の内訳と支払い条件が記載されているか
総額だけでなく、費用の内訳が細かく記載されているか確認しましょう。特に、支払い条件(例:契約時に何%支払い、完了後に残額を支払い)が明確であることが重要です。また、追加費用が発生する条件についても確認しておくべきです。
・産業廃棄物の処理方法が記載されているか
解体工事では、廃材やゴミの処理が発生します。産業廃棄物の処理について適切に記載されているか確認してください。法に基づいた処理がされていない場合、後に責任問題が生じる可能性があります。
・保険や保証の記載があるか
万が一、工事中に事故が発生した場合や、近隣住宅に損害が出た場合の保険や保証についても契約書に明記されているか確認しましょう。損害賠償責任保険や工事保険が適用される業者であれば、依頼者としても安心できます。
・契約解除やキャンセルの条件が記載されているか
やむを得ない理由で契約を解除する場合の条件についても確認が必要です。例えば、契約解除のタイミングによってキャンセル料が発生するケースがあるため、その内容を理解しておきましょう。
契約書は専門的な用語が多く含まれるため、全体を通じて理解するのが難しい場合があります。その際は、業者に説明を求めるか、必要に応じて専門家(弁護士や行政書士)に相談することも選択肢の一つです。また、口約束だけでなく、必ず書面で残すことを意識し、双方が納得した形で契約を結ぶことが重要です。
追加費用が発生するケースを確認する
また、実際に工事を始めた後に当初予期していなかった追加の工事が発生する場合もあります。その対応をどうするかは、見積もりにしっかりと記載した上で、業者との合意に基づいて処理するとして、実際に追加費用が発生するケースについていくつかご紹介しておきます。
・地中埋設物の発見
解体工事の際、建物の地下や周辺に予期しない埋設物(古い基礎やコンクリート、埋められた廃材、タンクなど)が見つかることがあります。撤去するためには追加の作業と費用が発生します。特に、油が入ったタンクや有害物質が含まれている場合には、専門的な処理が必要となり、費用が高額になることもあります。
・アスベストの含有
古い建物の場合、断熱材や屋根材、壁材などにアスベストが使用されているケースがあります。アスベストは適切に処理しなければ健康や環境に悪影響を及ぼすため、専門的な除去作業が必要です。この作業には高額な費用が伴います。事前の調査でアスベストの有無を確認することが推奨されます。
まとめ|地元に強く信頼できる解体業者を選ぼう
解体業者選びは、建物の取り壊しを成功させるための最も重要なステップです。解体工事は、工事そのものだけでなく、近隣住民への対応や廃棄物の処理、最終的な整地まで、幅広い要素が絡み合っています。そのため、信頼できる業者に依頼することで、すべてを安心して任せることができ、ストレスなく工事を進められるでしょう。坂井商店では、お客様のニーズに合わせた適切な提案を行っています。お気軽に(https://381sakai.com/contact/ )までお問い合わせください。
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